関西学院中学部図書館

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2002年度関西学院中学部通信「図書館より」

2002年12月日発行

 2学期を振り返りますと、読書している生徒たちの様々な姿を回想することができます。話題の『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』上下巻をたった一日で読了したと誇らしげに語ってきた生徒。「日本の近代シリーズ」(中央公論新社)を黙々と順番に読んでいっている生徒。ドストエフスキーの『地下室の手記』、『罪と罰』、『カラマーゾフの兄弟』を読んで論戦を挑んできた生徒。『模倣犯』から宮部みゆきの著作にハマった生徒。ある自然科学系の新書を読んで、間違いを指摘してきた生徒。村上春樹の『海辺のカフカ』を読んで、新たな解釈を提示してくれた生徒。ただただ、生徒たちの秘めたる力に驚かされるばかりでした。

 「なんでそんなに読書せいって言うん?」と生徒からよく言われます。大人ならば読書することはいいことだと感覚的にわかっているのですが、子供に対して説得力のある言葉で説明するのはなかなか難しいことです。その一つの答えと成りうる記事が読売新聞紙上に掲載されていましたのでここで紹介したいと思います。

 「本を読むと『前頭前野』という脳の前部が強く活性化される。ここは注意力やコミュニケーションなどを担う部位なので、鍛えれば注意力が増し、情緒豊かになる」(東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授の言葉)

 私は生徒にこう答えるようにしています。「読書することは、人間に成長にとって必要なことだと科学的に証明されているんだよ」と。是非、ご家庭でも読書のすすめをいただけばと思います。

 残念ながら冬休み中図書館は閉館しています。その代わりに3学期までの長期貸し出しを行っています。おそらく生徒たちはたくさんの本を借りて帰っていることと思います。「今どんな本読んでいるの?」、そんな一言を生徒たちにかけていただけないでしょうか。きっと、そこから本が持つ無限の世界へ、ご家庭を誘ってくれることと思います。

2002年7月日発行

 
 近年の全国的な「朝の読書」運動や話題の陰山英男『本当の学力をつける本』などにおいて、単純に読書(とくに活字)することの重要性が指摘されています。
 
 中学部においては、その重要性を早くから認識し、「10分間読書」や『推薦図書リスト』、校内読書感想文コンクールなど、様々な読書プログラムを実施しています。

 「読書の習慣も早くから養わねばならぬ。学生の時代に読書の習慣を作らなかった者はおそらく生涯読書の面白さを理解しないで終わるであろう。」(三木清『読書と人生』より)

 生徒たちは、これらの読書プログラムのうちに、読書の習慣を根づかせていることと思いますが、夏休みでこの習慣が途絶えたとなればとても残念なことです。

 それを防ぐ意味でも、この夏休み、クラブのついででも構いませんので、図書館の利用をお勧めいただければと思います。

関西学院中学部図書館 - 2002年度関西学院中学部通信

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