第7回 図書部 本の総選挙 第1位 |
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丸井とまと『さよなら、灰色の世界』(スターツ出版) |
第6回 図書部 本の総選挙 第1位 |
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藤まる 『時給 三〇〇円の死神』(双葉文庫) |
第5回 図書部 本の総選挙 第1位 |
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辻村深月『かがみの孤城』(ポプラ文庫) |
第4回 図書部 本の総選挙 第1位 |
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辻村深月『ツナグ』(新潮文庫) |
第3回 図書部 本の総選挙 第1位 |
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相沢沙呼『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(講談社) |
第2回 図書部 本の総選挙 第1位 |
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瀬尾まいこ 『あと少し、もう少し』(新潮文庫) |
第1回 図書部 本の総選挙 第1位 |
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ジョージ・オーウェル、高橋和久(訳)『一九八四年(新訳版)』(早川書房) |
第1位 丸井とまと『さよなら、灰色の世界』(スターツ出版) 309票
「どう見られるかより、好きな自分でいればいい」あなたは人の目を気にせず自分らしくいられますか?"自分の色"がない楓は周りを気にしすぎて自分を見失っていました。そんな中、楓とは真逆の性格の藤田くんに出会います。藤田くんの影響を受けて少しずつ自分の意思を伝えれるようになる楓の姿や心情、そして藤田くんとの関係性の変化も見どころです。果たして楓は"自分の色"を取り戻すことができるのでしょうか。(うさぎ)
第2位 有川ひろ『みとりねこ』(講談社文庫) 305票
猫の浩太は長男の浩美と生まれた時から一緒。ピカピカの毛並みが自慢で、いつも醤油にひたした肉球で、テーブルクロスにハンコをペタペタしている。念入りな肉球ハンコのわけは?表題作の「みとりねこ」より。短編集で読みやすく、どのお話も猫に対する愛が深くて、登場する人も暖かい。穏やかで優しいでもちょっぴり切ない、そんな作品ばかりです。猫好きの方には絶対に読んでほしい作品です!(きなこ)
第3位 宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社) 279票
「島崎、私はこの夏を西武に捧げようと思う」。そんなことを言い出したのは中学2年生「成瀬あかり」。M-1グランプリに挑んでみたり、実験のため頭を坊主にしてみたり、200歳まで生きると宣言してみたり…。変わり者の成瀬とその幼馴染の「島崎みゆき」の物語。勢いのある2人の姿をぜひみてほしい。本屋大賞受賞!(meiji)
第4位 東野圭吾『沈黙のパレード』(新潮文庫) 268票
町の食堂の店主の娘が行方不明になってから3年。ついに娘の遺体が見つかった。容疑者の男は警察が10年以上前に扱った少女殺害事件の容疑者でもあった。しかし、その男は当時捜査中完全黙秘を貫き釈放された厄介者。今回の捜査でも黙秘を貫いている。警察が手に負えなくなってきた頃、容疑者の男が何者かによって殺害されたと連絡が入った。しかし、殺害する動機がある娘の両親や食堂の常連客全員に完璧なアリバイがあった_。(もやし)
第5位 アンドリュー・ノリス、橋本恵(訳)『ぼくにだけ見えるジェシカ』(徳間書店) 221票
"すべてのジェシカと、ジェシカを愛した人たちへ"ここから話は始まります。ある日主人公のフランシスの前に現れたのは幽霊のジェシカでした。ジェシカはフランシスと後に出てくる2人に大きな共通点を与えます。そして3人もジェシカに成仏する為の何かを教えてあげます。果たして3人の共通点とは?そしてジェシカはなぜ成仏できなかったのか?是非読んで真相を確かめてみて下さい!(おもち)
第6位 優衣羽『僕と君の365日』(ポプラ文庫) 162票
この本は、無彩病によって余命宣告された主人公・蒼也とクラスのマドンナ・緋奈の物語だ。始めは喋ったこともなかった二人。しかし、緋奈に無彩病のことを知られしまいひょんなことから付き合うことになる。二人の仲が深まる様子や、蒼也の心情の変化を描く美しい言葉に注目して読んでほしい。エピローグで明かされる事実に涙が溢れる。(ごはん)
第7位 松村涼哉『15歳のテロリスト』(メディアワークス文庫) 138票
十五歳の少年による、突然の爆破予告。「十五歳の少年の爆破予告なんて、ただふざけてるだけだろ」と、誰も本気にはしなかった。しかし…事件は起こる。「テロリスト」と聞いて、あなたはどんなイメージを持つだろうか。この少年は、ただのテロリストじゃない。少年はどんな思いでテロリストになったのか。衝撃的な過去と感動のラスト、読まなきゃ損!(ゆのみ)
第8位 町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』(中公文庫) 124票
幼い頃から心の傷を抱えていた貴湖(きこ)は大人になって、虐待を受け自分と同じように心に傷を抱えている少年と出会います。貴湖は少年との交流を通してかつて心のSOSに気づき救い出してくれたアンさんとの日々を思い出します。貴湖はアンさんと同じように少年を救い出そうとします。52ヘルツのクジラのような聞こえない声を聞いてくれるかけがえのない存在の大切さに気づけるようなそんな本です。(ねるねるねるね)
第9位 藤巻吏絵『美乃里の夏』(福音館文庫) 107票
美乃里が逃がしてしまった小鳥を捕まえてくれたのは謎の少年。この少年の正体はなんと、、、。まあ見てのお楽しみ。これだけでは何が「美乃里の『夏』」だよ、と思うかもしれない。これも見てのお楽しみ、、。しかし少し読んでみると、ちょっと幼稚な美乃里とある子との青春物語。でもその男の子は突然いなくなる。そんなことも考えながら読めるので予想外な展開にどんどんはらはらしていく、、。(ミント城)
第10位 重松清『十字架』(講談社文庫) 101票
「どんな顔をして、手を合わせればいいの。彼はどんな気持ちで『いけにえ』になったのだろう。」そう思っても、もう遅い。人の命は簡単に消えてしまうんだから。一度消えたものには、もう二度と会えない。残された主人公は重い後悔の十字架を背負うことになる。ナイフと違って、一生重いもの背負って歩き続けることになる。命について考えさせられる物語。(ミルク)
第11位以下、順不同
上橋菜穂子『獣の奏者』(講談社文庫)
主人公のエリンは大公領で「闘蛇」という生物を育てる母と暮らしていた。エリンは闘蛇を診ている母が一番好きだった。しかしある日、母がいつも診ている闘蛇が全て死んでしまい母は処刑されてしまう。エリンはなんとか生き伸び、母と同じ獣ノ医術師の道を歩むことを決心したが、その道には多くの困難が隠されていた。この物語には多くの想像上の生物や食べ物が出てくるので自分なりの想像をしながらエリンを見守ってみませんか?(まんごー)
汐見夏衛『夜が明けたら、 いちばんに君に会いにいく』(スターツ出版文庫)
高校生で優等生の茜は、青磁というクラスメイトの男子が苦手。一方の青磁はと言うと、こちらも茜のことが嫌いだと言う。青磁はクラスのみんなに好かれる明るい性格だ。それなのに茜が青磁を苦手に思う理由は──。そして、青磁が茜のことを嫌う理由は──?さらに、大人しくて真面目で、みんなに意見を合わせる茜は、近年よく聞く「マスク依存症」。誰もが学校という社会の中で感じるであろう悩みや重いプレッシャーに耐え忍ぶ茜は、なぜ優等生を“演じて”いるのか──。その答えが、この本に書いてある。共感しすぎるこの作品は、学生にこそ読んでほしい一冊です。(りすりんご)
ダニエル・キイス、小尾芙佐(訳)『アルジャーノンに花束を』(ハヤカワ文庫)
「ぼくわかしこくなりたい。」32歳になっても幼児並みの知能しかないチャーリーはそう願っていた。そんな彼に、頭をよくする手術の話が舞い込んできた。手術は無事に成功し、チャーリーの知能はどんどん上がっていく。この本は、チャーリーが賢くなるにつれてぶつかる壁や心情を、チャーリー自身が書く「経過報告」によってつづられている。そして、天才へと変貌したチャーリーが知る真実とは?全世界が涙した不朽の名作。(だんご)
辻村深月『この夏の星を見る』(KADOKAWA)
2020年春。コロナ禍によって突然“いつも“の生活が消えていく。茨城県の高校生、亜紗は天文部で活動しているが、コロナ禍で部活動が制限され望遠鏡で星を捉える速さを競う「スターキャッチコンテスト」は開催されないだろうと悩んでいた。渋谷区の中学一年生で学年で唯一の男子である真宙、そして五島列島の旅館の娘、円華。それぞれの活動で出会った生徒らはリモートを使い、全国でつながる。全ての人に送る青春小説!(からめるぷりん)
小川糸『とわの庭』(新潮文庫)
目の見えない少女のとわは母親と2人で幸せに暮らしていました。しかしある日母親はとわを置いて帰って来なくなりました。しかもとわは外の世界にも1人歩いて出たことのない少女でした。食料は週一回届く配達のみで飢えに苦しみます。そんな中ついにとわは保護され多くの人に出会い新しい幸せをを見つけていくようなお話です。正直前半は読むのが辛いです。でもとわの強さを見て頑張ろうとなる一冊です。(ほたるいか)
知念実希人『天久鷹央の推理カルテ』(新潮文庫nex)
天医会総合病院統括診断部。ここには、「河童を見た」と語る少年や、「人魂を見た」と怯える看護師、「突然赤ちゃんを身籠った」と叫ぶ高校生・・・など、各科で診察が困難だと考えられた患者たちが集められる。ここで小鳥遊優は、超人的な記憶・計算能力、知能をもつ反面、空気を全く読むことができない年下上司、天久鷹央と働くことになる。そして、彼女が解き明かす謎の中には思わぬ病が隠れていた・・・⁉︎(とうもろこし)
天沢夏月『ヨンケイ!!』(ポプラ社)
人数不足の渚台高校陸上部に4人のスプリンターが揃った。4×100mリレーに挑もうとするが、メンバーの仲は最悪。一人一人が辛い経験をし、悩みを抱えているチーム。そんなバラバラのチームが周りの人に支えられ1つのチームになっていく。そして、全員の悩みが吹っ切れた時に最高のチームワークを発揮する。ぜひ、この4人の感動のストーリーを味わってみてください!(きなこもち)
第7回 図書部 本の総選挙 第1位 |
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丸井とまと『さよなら、灰色の世界』(スターツ出版) |
第6回 図書部 本の総選挙 第1位 |
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藤まる 『時給 三〇〇円の死神』(双葉文庫) |
第5回 図書部 本の総選挙 第1位 |
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辻村深月『かがみの孤城』(ポプラ文庫) |
第4回 図書部 本の総選挙 第1位 |
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辻村深月『ツナグ』(新潮文庫) |
第3回 図書部 本の総選挙 第1位 |
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相沢沙呼『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(講談社) |
第2回 図書部 本の総選挙 第1位 |
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瀬尾まいこ 『あと少し、もう少し』(新潮文庫) |
第1回 図書部 本の総選挙 第1位 |
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ジョージ・オーウェル、高橋和久(訳)『一九八四年(新訳版)』(早川書房) |
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